横瀬武夫の欲望

横瀬武夫は欲望を抑えることができません、というよりも欲望が起こることを止めることができないといったほうが正確かもしれません。なぜなら横瀬武夫は考えることが商売のようなものでその考えは湧いては消えてを常に繰り返していきます。欲望には本能的なものと心理的なものがあります。本能に関することはそれなしには人は生命を維持することができませんので必要不可欠であります。一方心理的なものは自分がこうしたいやこうなりたいといったような願望というものに近いのかもしれません。後者におきましてはそれなしにも人は生命を維持できますので、あってもなくてもいいものと言ってしまって過言ではないと私は思います。しかしそれは横瀬武夫のプライドであったり、理想であったり何であったりととにかく今のこの世の中では重要なものになりました。しかしそれを他人の観点からしてみるとどうでもいいことが多いのも事実です。なぜならそれら心理的な欲望は長続きするものではなくて一時的なものでしないからであります。